■胃カメラ検査をご検討の方、お受けになる方へ
ぷらっと本町クリニックでは、「経鼻内視鏡(鼻から)」を用いた上部内視鏡検査を行っております。経口内視鏡(口から)も可能ですので、ご自分にあったほうを選択、またはお気軽にご相談ください。経鼻内視鏡は、近年ニーズが高まりつつあり、出来るだけ苦痛の少ない内視鏡検査になっております。
■検査までの流れ
1)検査可能日について、こちらから、ご確認ください。2)お電話:025-222-1241 (診療時間内)でご予約ください。
3)検査日前に来院ください。問診、検査についての説明をいたします。
4)検査日、指定された時間にクリニックにお越しください。
胃カメラ 上部消化管内視鏡検査 について
上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)は、内視鏡を用いて咽頭から食道、胃、十二指腸までを医師の目で直接、丁寧に観察を行う検査方法です。
検査の流れ、検査前の注意点などを掲載していますので、ご一読ください。検査前の問診時にもご説明いたしますので、疑問点がございましたら、問診の際にお聞きください。
胃カメラ検査にかかる時間|
予約時の確認事項|
上部内視鏡検査の流れ|
胃カメラ検査にかかる費用|
偶発症について|
来院時の注意事項|
検査前日、検査当日|
胃カメラ検査にかかる時間
当院では、病変を見落とすことのないよう丁寧に観察を行うため、検査には10分から15分程度時間を要します。
また、検査中に異常が発見されたり、病変が疑われたりした場合には、必要に応じて次のような処理を行う場合はあります。
1) 病変の一部をつまみ、組織の病理検査を行う
2) 出血部位に止血剤を散布する
また、特に異常が認められない場合にも、胃壁をよりよく観察するために、青い色素を散布し、診断の一助とする場合もあります。
★予約時の確認事項
抗凝固剤や抗血小板薬を内服中の方は、検査のために休薬する必要があります。
抗血栓薬を服用中の方はこちらをお読みください。
▼上部内視鏡検査の流れ
《検査前の準備》
・当日は、指定された時間までにクリニックへいらしてください。
・(午後からの検査の方へ)外来診療時間内に検査を行わせていただきますので、診療の状況によっては検査開始まで止むを得ずお待たせしてしまう場合があります。予めご了承ください。スタッフ一同、速やかに検査を始められるように、最大限務めさせていただきます。
・義歯やコルセット、めがねは、検査前に外していただくことがあります。
・経口で検査を受ける方は、口紅を落としていただきます。
《まずは前処置を行います》
・白い液体の薬(胃の中に残っている泡を洗い流す薬)をのみます。
・経鼻で検査を受ける方は、鼻血を予防する薬を鼻腔内に噴霧します。その後、鼻腔内に麻酔薬を注入します。
・経口で検査を受ける方は、麻酔薬をのどもとに溜めた後、ゆっくりと飲み込みます。
・検査台の上に左側を下にして横になります。
・胃の動きを抑える薬を注射します。
◆検査当日の前処置に使用する薬剤に関連して、以下の事項を確認させていただきます。
・心疾患はありませんか?
・緑内障はありませんか?
・(男性の方)前立腺肥大と言われたことはありませんか?
《検査が始まります》
・経口で検査を受ける方は、マウスピースを口にくわえます。内視鏡がマウスピースを通って挿入されます。
◎身体の力を抜いて、楽にしましょう。
◎唾液は飲み込まずに、口の外に出してください。
◎”鼻から吸って口からため息をつくようにハーッと吐く”呼吸をすると、呼吸が整いやすく、安楽に検査を受けられます。
・医師はモニターに映る食道~胃~十二指腸の中を、すみずみまで観察します。
・必要に応じて、生検組織を採取します。
・検査は5~15分で終了します(個人差があります)。
《お疲れさまでした。検査終了です》
・身支度を整えたら、少し休んでいてください。検査後の注意事項について、説明を差し上げます。
・気分が悪い時や変調のある時は、すぐにスタッフにお伝えください。
《偶発症について》
内視鏡検査に伴う偶発症(検査や治療に伴うたまたま生じる不都合な症状)には、次のようなものがあります。
1) 内視鏡による粘膜障害や裂傷(腸の組織が傷つくこと)、穿孔(腸に穴が開くこと)
2) 生検による出血や穿孔
3) 使用する薬剤によるアレルギー
4) もともとある疾患の悪化
偶発症が発生する頻度は、全国調査によると0.007%(14,000件に1件)であり、そのうち死亡に至るケースは、0.00045%(20万件に1件以下)と報告されています。万一の偶発症発生時には、院長はじめスタッフ一同が最大限の対応を致します。
胃カメラ検査にかかる費用(2017.1.現在)
料金は、検査のみの概算料金となるので、ここに初診料や再診料が加算されます。また処方や血液検査など加わると別途料金がかかりますので、宜しくお願いいたします。
1割 | 2割 | 3割 | 自費 | |
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上部内視鏡検査 (胃カメラ) |
約1,300円 | 約2,600円 | 約3,300円 | 約13,000円 |
病理組織検査 (1~2臓器) |
約1,400 ~2,500円 |
約2,800 ~5,000円 |
約4,000円 ~11,000円 |
約14,000 ~25,000円 |
ヘリコバクターピロリ抗体 (血液の場合) |
約250円 | 約500円 | 約720円 | 約3,150円 |
ヘリコバクターピロリ
除菌療法の保険適応は、胃潰瘍・十二指腸潰瘍のみに適応となり、後に胃MALTリンパ腫・特発性血小板減少性紫斑病・早期胃癌ESD後・慢性胃炎が追加適応となりました。ピロリ菌感染者は、萎縮性胃炎の進行予防とその先の胃がん発生予防という意味でも、除菌治療が望ましいとして、各学会から保険適応拡大を求めています。
■《大切!!》来院時の注意事項!!
胃腸の動きを抑えるために使用する薬剤の影響で、眼がかすむ、焦点が合いづらいなどの症状が、検査後も1時間程度残る場合があります。したがって当院では、交通事故防止のために、胃カメラ、胃バリウム検査、大腸カメラを受ける方には、車、バイク、自転車での来院を控えさせていただいております。ご理解くださいますよう、お願いいたします。
検査前日の注意事項
・夕食は、消化の良いものを摂ってください。
・午後9時以降、食べ物は一切摂らないでください。(飲み物は飲んで構いません。水やお茶の他、スポーツ飲料などカロリーのあるものも、飲んで差し支えありません。ただし、果肉入りジュースなど、固形物を含むものは飲むことが出来ませんので、ご注意ください。)
・常用薬は通常通りに服用してください。(ただし、休薬指示のあるお薬はのむことができません)
・体調良く検査を受けていただくため、早めの就寝を心がけてください。
検査当日の注意事項
・朝食は摂らないでください。
・起床後、来院するまでの間、水分摂取はコップ1、2杯までに控えてください。(水またはお茶に限ります)
・服用中のお薬(先生の指示に従ってください)は、朝6時までに内服してください。(それ以外のお薬は飲まないでください)
・インスリン注射がある方は、検査当日は食事が摂れませんので、朝のインスリン注射を打たないでください。